洋風住宅の客間(和室)前の庭づくり(福岡市南区)
Data 詳細
ガーデン
■コーディネート
三津家 正剛
洋風住宅の客間(和室)の庭の作り方の一例です。
和風の庭って少し陰のある落ち着いたイメージがあります。せっかくつくるなら部屋の中から眺めるだけの「静」の庭ではなく、時にはご家族やお孫さんたちとちょっと外で過ごせる感じの「動」の要素を加えたいなぁと思いました。
まず縁側を作り軒を張り出させました。それからウォールや竹垣で景観的な背景を作り植栽を加えました。
こだわったのは、ダウンライトや縦格子の付いた木目調の独立型テラス、L字型の濡縁(デッキ)、空中から光を落とすフレーミング、アクセントに石を貼った大きなウォール、和的な要素として御簾垣、宙に浮いたような飛び石の園路です。
お孫さんと一緒に、この縁側で日向ぼっこなどしていただいている姿を思い浮かべています。
お客様のリクエスト
縁側のような感覚で過ごせる軒空間。
竹の御簾垣(みすがき)を取り入れることでぐっと上品な和の香りがします。
ウォールの一部に貼ったい石が、空間を間延びさせないアクセントになっています。
夜のお庭も落ち着いていて素敵です。
和室の中から見える風景。癒されます…
飛び石は地面との間にわずかに隙間を設け、宙に浮いたようにデザインしました。